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チョッパーコラム13-必ず見かける積雪時の車の危険性

 1月下旬に関東でも積雪があり、都心はやはり大混乱してしまいました。 雪対策をこうじても防ぎきれない場合もありますし、特に対策をせずに車を 使い、さらに深みにはまってしまう方もいるので、首都機能が混乱と麻痺を 起こすのは毎度の事なのでしょうか。

 道路の上に雪が積もるような日は、当然鉄板である車のボディー上にも雪は 積もります。移動していたり動かしていればまだマシですが、夜に駐車していれば ルーフなどにはかなりの量の雪が積もってしまいます。この雪の塊を街中で乗せたまま 走っている車を必ずと言って見かけます。これはかなり深刻な事故を起こしかねません。 最近ニュースで「トラックの荷台上の雪の塊が落下して、後続のバイクが転倒した」と いうものを見かけましたが、それも大きな危険性の一つです。しかしこれと同等に ドライバーに恐ろしいのが、フロントガラスへの雪の塊の滑り込みです。これは経験を された方はわかると思いますが、走行中に一瞬にしてフロントガラスが暗闇になります。 まさにいきなりの走行中前方視界ゼロ状態です。しかも雪がガラスに落ちた一瞬だけ 前方視界をふさがれるだけではなく、雪がそこをどくまで見えません。といっても この溶けかけの雪の塊は想像以上の重さです。当然雪の塊の量によってはワイパーでは 重すぎて払えません。少量の雪ならワイパーで掻き出せますが、数センチ積もりさらに 水分を含んだ雪は想像以上に重いです。室内の温度の上昇でルーフの雪の一部を溶かすので 勢いよく滑落してくるわけですからなおさらでしょう。

 駅までの送迎なのかなと思われる背の高いワンボックス車が、結構な量の雪をルーフに のせたまま走行しているのを積雪のあった次の日に何台も見かけます。そういった方々は おそらくフロントガラスに雪が落ちてくる恐怖を知らないのでしょう。これらが住宅内の 狭い路地や幹線道路の下り坂途中に起きたらと考えると、とても怖いですよね。滅多に 降らない関東の雪ですが、冷たくて大変ですが車上の雪は必ず全部落としてから乗る。 これがスタッドレスやタイヤチェーンを装着して雪に備える以前の大原則ではないかと 思う今日この頃でした。

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