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チョッパー洗車.comオーナーの「車に関するあれこれ」


チョッパーコラム]-マット塗装車について

 世の中にはいろいろな車がありますが、その中でも少し変わった塗装を施している車があります。普通はピカピカに光った 艶のある塗装が施してあるのですが、その逆にわざと艶を消したマット塗装と呼ばれるものがあります。このマット塗装は 通常の車とは全くもって質感もメンテナンス方法も違う、特殊な塗装なわけです。チョッパー洗車.comでもこの艶消し塗装で 全塗装をされている方が少数ですがいらっしゃいます。ただこの種の塗装は非常にメンテナンスが難しく、オーナー様をしばしば悩ませる事が 多いようです。
 マット塗装車に悩みが多くなる理由の一つに、塗装事態に簡単に手を加えられない事があります。例えば屋外駐車で維持するのであれば、 当然、雨にも太陽光にもさらされるわけですが、通常の塗装車であればシャンプーやクリーナー、コンパウンド等での研磨処理など、 様々な方法で対処できます。しかしこの艶消しのマット塗装に関しては、もしポリッシャーなどで研磨でもすれば、 変に艶が出てしまい、それこそ艶消しの質感は失われてしまいます。同様にクリーナーも何でも使えるわけではありませんし、 洗車にしても同様に傷や残存汚れによる固着痕を入れたら補修はできません。普通の塗装でも繊細なもので非常に気を使いますが、この マット塗装はさらに難しい性格を持っているわけです。
 ではどう維持するのが良いのでしょうか。ちまたでは、いろいろなマット塗装向けのケミカルも売られていますが、やはりマメに洗車をして ひどい固着汚れが付く前にケミカル類で保護するのが最善の方法かと思います。簡単にまとめると
@固着した汚れが使いないように、マメに洗車をする。
A洗車をしたのちに、マット塗装に適したケミカル類で保護する。
B間違った維持管理方法をしない。
 (研磨剤含有のクリーナーやWAX、シャンプー、コーティング剤など使えないものを把握する、とにかく傷を入れない・擦らない・触らない・放置しないなど)

 最期に、どれも普通の塗装車に比べて、要求される施工の繊細さとレベルはかなり高いものかと思います。アメリカでは汚れても気にしなくても済むためのマット塗装と 扱われている向きもあるようですが、当店にお越しになるマット塗装車もオーナー様もそうは見えません。ちなみにチョッパー洗車.comでは、 このマット塗装に乗られている方には、特殊なカルナバWAXをお勧めしております。もちろん、通常のカルナバWAXを使ってしまっては艶を出してしまうことになるので、 マット塗装専用のカルナバWAX(swissvax製)を使用します。癖と施工難度はカルナバWAXより大きくそして高く感じますが、マット塗装本来のしっとりとした艶と安定した 保護力はかなりのものです。ただ、艶消し用カルナバWAX施工前の下地を作る工程もマット塗装向けに施工しますが、固着したスケールや線傷は、当店のとぎ洗い水垢除去処理が 出来ない為、除去は難しいです。磨きも研磨もできないところに、この艶消し塗装の維持管理の難しさを感じます。それは全塗装される施工業者さんも同じく悩まれるところだとは おもいますが。この特殊塗装、私自身所有した経験がないのでオーナー様方の気持ちは確実にわかりませんが、相当の愛着を持って乗られている方が多いように感じます。

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